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 国連安全保障理事会は20日、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザの地上侵攻で多くの死傷者が出ていることを受けて緊急の非公開会合を開き、「市民の保護を含め、国際人道法の順守を求める」とする報道機関向けの談話を発表した。イスラエルの名指しは避けつつ、事実上、イスラエル側に市民の犠牲を避けるよう求めたものだ。

 談話は非公式なもので法的拘束力はなく、安保理の対応としては最も弱い。発表後、パレスチナのマンスール国連大使は記者団に「イスラエルの侵攻からパレスチナ市民の保護を求める安保理決議の採択を望んでいた」と述べ、安保理の対応は不十分だと批判した。

 また、和平調停のため中東訪問中の潘基文(パンギムン)国連事務総長も20日、訪問先のカタールで、イスラエル軍のガザ侵攻について「残虐行動を非難する」と従来より踏み込み、「イスラエルは最大限自制し、市民を保護するためにあらゆることをすべきだ」と訴えた。(ニューヨーク=春日芳晃)