大間原発 建設許さない 500人が現地で集会
飛散する放射性物質に見立てた風船を飛ばす集会参加者
電源開発(Jパワー)が青森県大間町に建設中の大間原発に反対する集会が20日、原発敷地に隣接する反対派の共有地であり、参加者が建設阻止を訴えた。
津軽海峡を挟んだ北海道函館市など県内外から約500人が集まった。建設工事の断念を求める集会アピールを採択。原発事故時に飛散する放射性物質に見立てた風船を飛ばした後、町内をデモ行進した。
核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会の沢口進代表は「このままでは原発再稼働が進んでしまう」と国の方針を批判。「大間原発の運転をさせないよう声を上げていく必要がある」と訴えた。
大間原発は2008年5月に着工。福島第1原発事故で工事を中断したが、12年10月に再開した。函館市が4月、国とJパワーを相手に建設差し止めなどを求める訴訟を起こしている。
2014年07月21日月曜日