「米国の懸念は韓中接近より韓日対立」

北東アジアの新秩序を語る
ブルッキングス研究所シニアフェロー、ジョナサン・ポラック氏
韓米関係はいつになく良好…オバマ大統領は韓国に好意的
中国のAIIBに対する米国の反対は愚策
韓中日の指導者の利害が対立…ささいな衝突が大事件に
中国は既に韓国をパートナーに…韓半島統一を阻害しない

-東アジアの危機的状況はどこから来ていると思うか。

「日本の右傾化と膨張政策、北東アジアにおける米国の覇権維持の試み、覇権獲得に向けた中国の挑戦、北朝鮮の核開発、韓国の対北強硬路線など、各国で重要視されている政策が相手国との利害関係とかみ合わず、互いにぶつかっている。かつては、地域諸国の指導者に何かをやろうという欲望があっても、現実が後押ししなかったが、最近になって、各国の指導者が能力まで備えるようになり、地域が騒がしくなった。まだ実際に物理的衝突は起こっていないが、中日間の領土対立は重大な事態につながりかねない。ささいな衝突が『トリガー効果』につながり、事変が起こりかねない。こういう部分で、互いに注意すべきだ」

-しかし結局、北朝鮮の核開発問題が解決しなければ、不安定な情勢は続くのではないか。

「21世紀になって核実験を行った唯一の国が北朝鮮だ。中国は北朝鮮の高官を招かず、行くこともせず、北朝鮮に対して一定の距離を置こうとしている。中国は最近、北朝鮮の核開発が中国の利害関係を損なっているとまで考えている。ところが手段がない。6カ国協議が開かれたとしても解決にはつながらず、今は北朝鮮の核を防ぐ案がない。北朝鮮が核保有国だという点を認めることはできないが、今は現実を認め、管理をしたり、一定の部分まで制限をかけたりするやり方を選ぶしかない。そうした中、最近日本が拉致問題で北朝鮮に経済支援を行おうとしているのは問題だ。北朝鮮が中国に対して独立的になり、日本と経済的つながりをつくろうとするのは、それだけ切羽詰まっているからだ。北朝鮮の生命線を断たなければならない」

ワシントン=ユン・ジョンホ特派員
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