-ホワイトハウスは、韓中首脳会談などで韓国が中国に近づき過ぎる、というような認識を持ち、懸念しているようだ。
「米国が韓中間の接近を恐れているというが、それはメディアが言っていることであって、実際はそうではない。米国政府は、韓中間の発展に対し肯定的な立場だと思う。これは、一方が得をしたら他方が損をするというゼロサムの状況ではない。韓中関係よりも、米国が深刻に懸念しているのは、韓日関係の衰退だ。オバマ大統領が韓日関係改善のため仲裁に乗り出しているのも、全てそういう理由からだ。韓米日三角同盟を強化しようとしているが、うまくいっていない。その部分が気掛かりだ」
-それでも、中国が主導するアジア・インフラ投資銀行(AIIB)に韓国が前向きな立場を見せると、ホワイトハウスまで乗り出して事実上非難したが。
「米国はAIIBについて細かな分析もしていない状態だ。今ある世界銀行などの機関で十分と考えているようだ。ジム・ヨン・キム(韓国名:キム・ヨン)総裁も、AIIBについては『支持する』と語った。AIIB反対は愚策だ。中国が、開発にカネを投じた方がいいのか、それとも数十基のミサイルにつぎ込んだ方がいいのか。既存の開発銀行などを弱体化させるのではなく、機関が一つ追加されるということだ。AIIBが発足したからといって、米国の力が弱まることはない」
-韓中関係は良好というが、韓半島(朝鮮半島)統一について、中国はそれほど前向きではないようだ。
「中国は既に選択を終えた。誰と長期的に歩むか、常識的に一度考えてみよう。中国にとって韓国は、巨大な貿易相手国だ。経済的な利害関係が大きい。北朝鮮には何もない。答えははっきりしている。多くの人は、中国がまだ韓半島統一を『災厄』『危険』と考えているというが、私は同意しない。中国は根本的に、経済的発展という面で長続きするパートナーは誰か、を選ぶしかない。ただし、どのようなやり方で統一するのかが重要で、そのプロセスで韓米両国が、統一について中国とどのように考えを共有するのかが重要。中国はもはや、北朝鮮を防壁とは考えていない」