2013年7月の参院選開票作業での白票水増し事件で、公選法違反(投票増減)容疑で逮捕された当時高松市選挙管理委員会事務局長だった山地利文容疑者(59)ら3人は、投票数が約300票足りないと思い込み、つじつまを合わせるため白票を水増ししたことが15日、分かった。
その後に衛藤晟一候補(現参院議員)への312票が見つかったが、集計せずに衛藤氏の票を減らしたとみられる。
高松地検は15日、3人を公選法違反の罪で起訴。不正を隠すため、封がされた段ボール箱を開けて票を移し替えたとして、封印等破棄の罪でも山地被告を起訴したほか、市選管事務局選挙課の課長補佐の岡弘哲被告(53)、係長の坂川昌史被告(52)、係長の藤沢優被告(41)の市職員3人を在宅起訴した。
市選管によると、在宅起訴された1人は市選管の調査に「やってはいけないことをした」と話しているという。
衛藤氏の高松市での得票がゼロだったことから、投票した市民が昨年8月に抗議していた。
起訴状によると、山地被告は得票集計係だった大嶋康民被告(60)、山下光被告(56)と共謀。昨年7月22日、高松市の体育館で、投票数が交付した投票用紙より約300票足りないと誤信し、集計済みの白票を再集計するなどして白票を329票水増しした。その後見つかった衛藤氏への投票312票を集計しなかったとしている。
また山地被告らは昨年8月、市選管で封印された箱を開け、衛藤氏への票を無効票の箱に移し替え、9月にも箱の票を操作。今年1月には、箱の白票に無効票になるように文字などを書き込んだとしている。〔共同〕
衛藤晟一