ベネッセ流出個人情報は500万人分超7月21日 12時10分
ベネッセコーポレーションの顧客の個人情報が大量に流出した事件で、逮捕されたシステムエンジニアが情報の持ち出しに使ったスマートフォンに残された個人情報を警視庁が詳しく調べたところ、少なくとも500万人分に上ることが分かりました。
警視庁は個人情報が流出した顧客の数はさらに増える可能性があるとみて分析を進めています。
ベネッセコーポレーションの通信教育サービスの顧客の情報が流出した事件では、外部業者のシステムエンジニアの松崎正臣容疑者(39)が、先月17日に、営業秘密に当たる個人情報1019万件余りを、顧客のデータベースから私物のスマートフォンに不正にコピーしたとして、不正競争防止法違反の疑いで逮捕されました。
警視庁によりますと、松崎容疑者はこの1019万件余りの情報を、数日後に都内の名簿業者に売り渡していましたが、警視庁が松崎容疑者のスマートフォンに残されていた個人情報を詳しく調べたところ、同じ人物の重複したデータなどを除くと、少なくとも500万人分に上ることが分かりました。松崎容疑者は平成5年から去年までに生まれた子どもとその保護者、延べ1億件の個人情報を持ち出して同じ業者に売却していたということで、その後、数十社以上に転売され、広く拡散したとみられています。
警視庁は個人情報が流出した顧客の数はさらに増える可能性があるとみて分析を進めています。
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