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国際
【マレーシア機撃墜】「9・11事件と同じテロ」 ウクライナ大統領、テロとの戦い強調
【キエフ=佐々木正明】ウクライナのポロシェンコ大統領は19日、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長と電話会談し、マレーシア機撃墜に関与した疑いのあるウクライナ東部の親ロシア派勢力「人民共和国」を、国連が「テロ組織」に指定するよう要請した。撃墜事件をめぐっては、東部での戦闘を激化させた政権にも責任の一端があるとの指摘も出ており、ポロシェンコ氏は国際社会の非難をかわすため、「テロとの戦い」を前面に押し出して難局を乗り切ろうとしているとみられる。
ウクライナ大統領府によると、ポロシェンコ氏は潘事務総長に、撃墜事件の真相究明に向け、「透明性のある開かれた調査の実施」を約束。その上で、親露派が墜落現場以外の場所で政府軍への攻撃を続けていることや、国際調査団の墜落現場での活動を妨害していることなどを訴えた。
ポロシェンコ氏は同日、フランスのオランド大統領とも電話会談し、仏政府にも「人民共和国」をテロ組織に指定するよう求めた。
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