トルコ首相、ヒトラーに例えイスラエルを痛烈批判
2014年07月20日 20:41 発信地:イスタンブール/トルコ
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×トルコ・イスタンブール(Isanbul)で開催された与党・公正発展党(AKP)のラマダン(断食月)の夕食会で、出席者らにあいさつする党首のレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相(右)と、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長(2014年7月18日撮影)。(c)AFP/OZAN KOSE
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【7月20日 AFP】トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相は19日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を攻撃しているイスラエルを改めて厳しく批判し、イスラエルの一部政治家はナチスドイツの指導者アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)と同じ精神構造を持っていると述べた。
自身をパレスチナ人の権利のために声を上げる世界のイスラム教徒のリーダーと位置付けるエルドアン首相は、来月10日に予定されているトルコ大統領選を前に、ガザ情勢をめぐってイスラエル批判を一段と強めている。この日は黒海(Black Sea)地方オルドゥ(Ordu)での選挙集会で支持者らに対し、「(イスラエル人には)良心も名誉もプライドもない。日夜ヒトラーをののしっているが、野蛮さの面で既にヒトラーをしのいでいる」などと語った。
これに先立ちエルドアン首相は、パレスチナ人は死ぬべきだとの考えをソーシャルメディア上で表明し物議を醸したイスラエルの極右政治家アイエレット・シャクド(Ayelet Shaked)氏を、ヒトラーと同じ精神構造を持っていると非難していた。
エルドアン首相は、イスラエルがパレスチナ人に対して行っているのは「ジェノサイド(大量虐殺)」であると主張し、2010年に支援物資を積んでガザに向かっていた船がイスラエルに襲撃され、トルコ人10人が死亡したことを契機に冷え込んでいるトルコとイスラエルの関係改善の余地はないと述べていた。(c)AFP
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