フェミニズムは、女性が主張する分には意味があるけど、男にとってはそれほど利用価値はないと思う。
フェミニズムって厳密にやるとレディファーストとバッティングするから。
例えば、女性は力がないから、男が荷物を持ってあげるとしよう。これはレディーファーストだけど、フェミニストならば同様に力の弱い男性の荷物も持たなければいけなくなる。性別で差別してはいけないから。
ドアを男が開ける、男が車道側を歩く、男が女性に奢るなどのレディファーストの典型例は、すべて、弱い女性を強い男が守るという関係になっている。だが、よく考えてみると、女性が開けられないような重いドアはなかなかないし、車に突っ込まれたら男女関係なく大怪我をするだろし、男より収入の多い女性は沢山いる。
タイタニック号で女性を優先的に救命ボートに乗せたことなどは、明らかに男女平等に反する。
つまり、レディファーストって、男尊女卑を前提とした上での女性救済策みたいなものだから、男尊女卑を否定し男女平等を目指すフェミニズムとは相容れない概念なんだよね。
じゃあ何故レディファーストはなくならないのか?
それは、男も女もそっちの方が得だから。
レディファーストに振舞う男は、フェミニストな男よりも確実にモテる。そして、レディファーストはもちろん女性にとっても得だ。損をするのは、レディファーストに振舞えないモテない男だけ。そういう男が、嫉妬混じりのフェミニズムを主張し始める。
女性専用車両もある意味レディファースト的だし、あれに文句を言う自称フェミニストの男たちは絶対にモテない。(アファーマティブアクションだってツッコミは置いといたとしても)
フェミニズムが男にとって意味あるのは、現状では、女性専用車両みたく女性の立場を上げる(レディファーストとバッティングしない)場合のみ。そういう時だけ都合よくフェミニストを装っていればいい。本当は誰も厳密な男女平等なんて望んでない。男も女も、自分の性が有利になることを望んでいるだけだ。男は男尊女卑を目指し、女は女尊男卑を目指してるんだよ。その中で、上手く立ち回って自分が良い思いをすればいいだけ。厳密な男女平等なんて、永遠に達成出来ない夢物語なんだから。
そして、現状ではフェミニズムなんて勉強するより、レディファーストな振る舞いを身につけた方が人生得だってことだ。(まあ無批判に古典的なレディファースト受け入れる女は馬鹿だと見下してるけどね)
フェミニズムと、譲り合いという態度としてのレディファーストなら、両立できるよ
自分の親切が思わぬ形で誰か別の人を傷つけている可能性がある レディーファーストによって、一人の女の子を喜ばせようと思ったら それは実はその女の人の自立を奪っているのかもし...