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米メディア 記事もコンピューターが作成7月20日 14時10分
アメリカの大手通信社、AP通信は、今月から企業の決算発表の記事を記者に代わってコンピュータープログラムが自動で作成する試みを始め、自動化の流れがメディアにも及んでいるとして話題になっています。
世界のテレビ局や新聞社に記事を配信しているアメリカのAP通信は今月、企業が発表する決算を記者の代わりにコンピュータープログラムが分析して自動で記事にする試みを始めました。
AP通信によりますと、これによってこれまで四半期当たりおよそ300本だった記事の数がおよそ4400本に増やせるということです。
このプログラムを使って作成された大手医療品メーカーのことし4月から6月までの四半期決算の記事は、売上高と最終利益が10%程度増え増収増益になったことや、市場の予想よりよかったことなどが、およそ150の単語でまとめられています。
アメリカではほかにも、ロサンゼルスタイムズが地震の速報を自動で記事にするプログラムを導入していて、これまで難しいとされてきたメディア業界にも、自動化の流れが及んでいるとして話題になっています。
AP通信のルー・フェラーラ編集長は「記者の人員を減らすことが目的ではない。自動化によって単純な記事の作成から解放され、より重要な記事に集中できるようになるので記者にとってもメリットが大きい」と話しています。
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