NY株:一時1万7000ドル…史上最高値、雇用回復好感
毎日新聞 2014年07月03日 23時21分(最終更新 07月04日 00時51分)
【ワシントン平地修】3日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、雇用統計で堅調な雇用回復が確認されたことを好感して上昇。取引時間中としての史上最高値を更新し、初めて1万7000ドルの大台に乗せた。
6月の雇用統計は、非農業部門の就業者数が市場の事前予想を大きく上回ったほか、失業率も5年9カ月ぶりの水準まで改善。米景気が回復を続けるとの期待感が高まり、ダウ平均は一時、今月1日につけた取引時間中の最高値(1万6998.70ドル)を上回り、1万7050ドルを超えた。
ダウ平均は昨年11月に1万6000ドルを突破。量的金融緩和(QE3)で市場に大量の資金が供給され、株価を押し上げている。2日終値も1万6976.24ドルと2日連続で最高値を更新していた。
ニューヨーク外国為替市場では円売り・ドル買いが優勢となり、円相場は雇用統計発表後に1ドル=102円20銭台まで下落した。