少子化対策のために男女別学――? 川勝平太知事は27日の県議会一般質問で、近く発足する人口減少問題を考える県の有識者会議で高校の男女別学が議論される可能性もあるとの見方を示した。思春期の女子について、「生理学的に男性より早く成熟する。同年齢の男の子より自分の方が成績が高いわけだから、男の子を尊敬するというふうなことがなかなかできにくい」と知事。だから男女交際に発展しないという指摘とみられる。

 鈴木智議員(ふじのくに県議団)の質問で、県の人口減少・高齢化社会対策をただした際に答えたもの。

 知事は一般論として、「15~16歳から20歳前後までの時期に女性の方が早く成熟するという生理学的、生物学的な現実がある。実際上、学校の成績などに表れる」と主張。また、「特に母親が男の子を甘やかす。なかなかたくましい青年に育たないというようなことがある」などと持論を述べた。