『戦国BASARA3』がハンセン病患者を深く傷つける / 学会が抗議

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2月16日、日本ハンセン病学会はゲームメーカー大手のカプコンに対し、「偏見や差別を招くような表現を避けてほしい」と要望書を提出した。これはカプコンの人気テレビゲーム『戦国BASARA3』にハンセン病を患った(といわれている)戦国武将が登場したためで、そのキャラクター設定が余りにもハンセン病患者を深く傷つけるものになっているという。

ハンセン病を患った(といわれている)戦国武将は、実在する大谷吉継という武将。大谷吉継のプロフィールとして「重い病に侵されており、豊臣秀吉存命の時代より常に周囲から疎んじられてきた。己の身のみに降りかかった不幸を許容することができず、すべての人間を不幸に陥れることを目的に、天下分け目の戦を起こすため暗躍する」と書かれている。

確かにハンセン病患者の人達が『戦国BASARA3』が設定した大谷吉継のプロフィールを読んだら、何かしら心に痛みを感じるかもしれない。なにより大谷吉継の容姿が全身に包帯を巻いたようなデザインをしており、それもまた心を傷つける要因となりかねない。

創作物は自由な発想のもとあるべきだが、誰かの心を傷つける存在となってしまっては「単なる創作物」として見れないのも事実。はたして『戦国BASARA3』は、ハンセン病患者の人たちを傷つけず、同時にゲームファンも楽しめる内容になるのだろうか? 日本ハンセン病学会に対し、カプコンがどのように返答をするのか注目が集まるところだ

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