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 マレーシア航空機がウクライナ東部上空で撃墜されたとみられる事件をめぐり、米国やオーストラリアなどの各国が、ロシアへの批判を強めている。撃墜に使われたとみられるミサイルは、ロシアから親ロシア派に流れていたとの見方が強まっているためだ。事故原因の究明では、状況確認のため現地入りした調査団が親ロシア派の妨害を受けている。

 「これは事故ではなく、ロシアの支援があったからこそ起きたのだ」

 オバマ米大統領は18日の会見でこう語った。米当局やウクライナは、すでにロシア製の地対空ミサイル「BUK(ブーク)」を発射してマレーシア機を撃墜したのは、親ロシア派だったと結論づけつつある。いまは、ロシアが親ロシア派へ継続的に武器を供給していたからこそ、撃墜事件が起きたとして、矛先をロシアに向け始めている。