不明の女児保護 一緒にいた49歳男を逮捕7月20日 0時47分
岡山県倉敷市で今月14日から行方が分からなくなっていた小学5年生の女子児童が、19日夜、岡山市内で無事保護され、警察は、一緒にいた49歳の男を監禁の疑いで逮捕しました。
調べに対して男は容疑を認めているということです。
逮捕されたのは岡山市北区の無職、藤原武容疑者(49)です。
この事件は、岡山県倉敷市徳芳の小学5年生、森山咲良さん(11)が、今月14日の午後4時ごろ、下校途中に行方が分からなくなったものです。
警察は、行方不明になった日の午後4時半ごろに女子児童とみられる女の子が自宅近くで男に話しかけられ、そばにシルバーの車が止まっていたのを近所の人が見ていたことや、ことし5月と先月にも特徴の似た不審な車が目撃されていたことから、警察は、こうした車のナンバーをもとに捜査を進めていました。
その結果、19日午後10時すぎ、岡山市北区の藤原容疑者の自宅で女子児童を見つけ無事保護するとともに、一緒にいた藤原容疑者を監禁の疑いで逮捕しました。
女子児童にけがはないということです。
調べに対して藤原容疑者は容疑を認め、「小学生の女の子を自分の車で連れ去り、自宅に監禁した」と供述しているということです。
警察によりますと、保護されたとき女子児童は1階の洋室でテレビを見ており、藤原容疑者が近くにいましたが、特に抵抗する様子はなかったということです。
警察官が女子児童の名前を呼ぶと「はい」と答えたということです。
藤原容疑者は自称、イラストレーターで、女子児童の家族は「面識はない」と話していて、警察は藤原容疑者の取り調べを進め、詳しい経緯を調べることにしています。
無事保護された女子児童の祖父(65)は自宅前で報道陣に対し、「ありがとうございます」と話し、ほっとした表情を浮かべていました。
女子児童が通っていた岡山県倉敷市の小学校の藤原敏幸校長は「たくさんの方に助けていただいたおかげで無事見つかり、最高の気持ちです。児童にはとにかくよく頑張ったなと声をかけてあげたいです」とほっとした様子で話していました。
そのうえで、「つらい思いをしていると思うので、これから心のケアをしっかりしてあげたい」と話していました。
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