はるかぜちゃんが「LINEいじめ」の実態についてお話しています。
J-WAVE『JAM THE WORLD』の2014年7月18日放送分よりピックアップ。
スマホアプリ「LINE」はいまや若い世代のコミュニケーションツールのインフラにまでなりつつあり、個別のやりとりはもちろんグループLINEは全員に速やかに通達され非常に便利なツールです。
一方で、先日春名風花さんがブログに書いて話題となった「LINEいじめ」などと呼ばれるいじめを問題視する声も聞かれるようになりました。
今回の『JAM THE WORLD』のBreakthroughは、はるかぜちゃんこと春名風花さんがゲスト出演し、LINEいじめの実態と対策についてお話しています。
しゃべるひと
- 春名風花さん(タレント)
- 堀潤さん(ジャーナリスト、キャスター)
やっぱり中学生にも大人気
堀:中学生間でもLINEは大人気なんじゃないないですか?
春名:はい、LINEをやってる子は結構います。
スマホをやってる小はだいたいLINEを使っているこは多い感じです。
堀:LINEはいまみんなどういう使い方をしているんですか?
春名:クラスのLINEをやっている子でグループを作って、そのグループでごちゃごちゃ雑談したりとか。
あと、2年生に上がってからは女子と男子で別々にグループがあるみたいです。
堀:えっ、どういうこと?
春名:まず、大きなクラスのLINEをやってる子が全員入ってるグループがひとつあって、その中でまた男子と女子に分かれてる、みたいな。
堀:へぇ〜、そのグループにはみんな入ってるの?
春名:ん、どうでしょう…。
堀:入ってない子もいる?
春名:そうですね、あんまり私は学校のグループにはあまりいかないので。グループに入ってるだけで全く喋れないという子もいっぱいいて。
対象だけを外して新たなグループをつくる「LINEはずし」
堀:ブログにも書いてたけど、いろんないじめのバリエーションもあるんだって?
具体的に教えてもらえますか?
春名:LINEでいうと、「LINEはずし」っていうのが流行ってるみたいで。
例えば、LINEでひとつクラスのグループを作って、もうひとついじめたい対象の子だけ外してまた別に作ってるみたいな。それで、みんな同じ話題で話しているのに、一人だけ輪に入れないみたいな状況が作られてしまったりとか。
堀:それは本人は気づかないよね?
春名:本人は気づかないけど、その子も入ってるグループの方で、その子が入ってないグループでやってた話の続きが始まると、「あれっ私だけ知らない?」みたいな状況になってしまって。
堀:なるほど。
「その話どこでやってたの?」っていうことから不信感を得て、「ひょっとしたら、私外されてるかも」っていう。
そういうのはよくあるんですか?
春名:私自身は経験ないんですが、調べてみるとそういうことで悩んでる子が多いみたいで。
堀:どういう人が対象になりやすいんですか?
春名:あんまり固定されたものはないと思います。なんとなく気に入らない、とかそういう理由でいじめられる子もいるので。
特定してこういう人、というのはないです。
LINEでのいじめは証拠に残らない
堀:やっぱり、データだから消したりってこともできちゃうのかな?
春名:そうです。
消すのがとても楽なので、他の話題をしててその子だけが入れなかったという事実を伝えても、「気のせいじゃない?」の一言で終わってしまうのがすごい怖いところです。
堀:どんな風にして消すのかな?
春名:すごい簡単なんですよ。
「トーク履歴」がズラーっと並んでて、それをちょっと左に指でずらして「削除」をタップすれば消えます。
堀:それで全部消える?
春名:全部消えます。
堀:それは、学校の先生に相談して「証拠を出して」って言われても、なかなか見つけられないですよね。
春名:はい、いちいちスクリーンショットでも撮らない限りダメかなって。
堀:はぁ〜スクショかぁ。それが唯一自分を守るための。
春名:でも、スクショで証拠を残したとして、それを先生に見せても「なんでわざわざそんなことやってるの?」とか「この前に他の会話があったんだよ」とか言われたら、逃げ道がないっていうか。
堀:そうか…、全部を記録できるわけじゃないもんね、写ってるところだけだもんね。
春名:はい。
堀:いじめを立証してるのがすごく難しくなってきてる、と。
「なんなら、私に相談してください(笑)」
堀:いじめられてる人に対して、もしくはいじめてる人に対して何をするべきだと思いますか?
春名:まずは相談です。
私に相談してください、なんなら(笑)Twitterにだいたいいるので、私に相談してくれれば出来る限りのことはします!
堀:どんなことをいつも返してあげたりするのかな?
春名:人によって違うんですけど、とにかく「自分が悪いんだ」って思わないでほしいっていうのはよく言ってます。
堀:なるほど。
はるかぜちゃんのブログのエントリの中でも「せめて小さい非常口があれば」って書いてますよね。これって、どういう思い出この表現を使ったんですか?
春名:相談するとか、囚われた場所の中から脱出する場所とか逃げ込める場所が必要だと思ってて。
例えば、ネットとかでもいいんですよ。
堀:SNSとか?
春名:はい、どこでもいいので、逃げ込める場所を作っていてほしいなと思います。
本当に身近な人に相談するのが1番なんですけど、それってなかなか勇気がいることなので、私ではなくても相談に乗ってくれる人はたくさんいます。
人がたくさーんいるので、自分を傷つける人もいるだろうけど、相談に乗ってくれる人もいっぱいいます。
つまみのひとこと
便利だけど怖い、自動車と同じです。
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