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不正送金ウイルス 国内15万台余り感染7月19日 6時47分
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警察庁は、アメリカのFBI=連邦捜査局などと連携し、インターネットバンキングの不正送金に使われるウイルスに感染したパソコンがどれだけあるのか捜査を進めたところ、全世界で最大100万台、国内では15万台余りに上ることが分かりました。
警察庁は、ウイルスに感染したパソコンの利用者に対して注意を呼びかけています。
インターネットバンキングを巡っては、預金者のパソコンをウイルスに感染させて、IDやパスワードを盗み取り、犯人側の口座に不正に預金を移す事件が相次いでいて、警察庁によりますと、ことしに入ってから5月までの被害額は14億円余りに上り、すでに過去最悪だった去年1年間の被害を超えています。
不正送金事件の被害を防ぐため、警察庁は、アメリカのFBI=連邦捜査局や、ユーロポール=欧州刑事警察機構などと連携し、ウイルスに感染したパソコンがどれだけあるのか捜査を進めたところ、全世界で最大100万台、国内では15万台余りに上ることが分かりました。
ウイルスは「ゲームオーバーゼウス」と呼ばれ、感染するとIDなどが流出して不正送金事件に利用されるおそれがあるということです。
警察庁は、インターネットの接続業者を通じて、ウイルスに感染したパソコンの利用者にメールを送ってウイルスを駆除するよう注意を呼びかけています。
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