東京大ハンド部:未成年飲酒で同席の教授処分へ

毎日新聞 2014年07月18日 20時17分(最終更新 07月19日 02時32分)

 東京大学は18日、同じ運動部に所属する未成年部員が飲酒したことを、その場に同席しながら黙認した部長の男性教授を懲戒処分とする方針を発表した。部には3カ月間の活動停止などの処分を科した。東大は競技名は「個人が特定される恐れがある」と公表していないが、ハンドボール部であることが関係者への取材で分かった。

 東大広報室によると、6月初めに東京都内の居酒屋で懇親会があり、OBや現役部員約40人が出席。50代の男性教授は参加した未成年部員16人が飲酒した際に注意しなかった。部内は未成年の飲酒が常習的だったという。男性教授が参加しなかった2次会で未成年の男性部員1人が急性アルコール中毒で緊急搬送されたが、部員らは6月末まで大学側に報告しなかった。【田原和宏】

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