ベネッセ情報流出 うその説明して売却か7月19日 6時47分
「ベネッセコーポレーション」の顧客の個人情報が流出した事件で、逮捕されたシステムエンジニアが持ち出した個人情報を先月、都内の名簿業者に売り渡した際、個人情報について「盗難品などではない」といった誓約書を書いていたことが警視庁の調べなどで分かりました。
警視庁はうその説明をして情報を売却していたとみて調べています。
ベネッセコーポレーションの通信教育サービスの顧客の情報が流出した事件では、外部業者のシステムエンジニアの松崎正臣容疑者(39)が、先月、営業秘密に当たる個人情報、1000万件余りを名簿業者に売却する目的で記憶媒体にコピーしたとして不正競争防止法違反の疑いで逮捕されました。警視庁の調べによりますと、松崎容疑者はこの1年間に延べ1億件以上の個人情報を持ち出し、東京・千代田区の名簿業者に繰り返し売却していたということですが、その際、情報について「盗難品などではない」とする誓約書を書いていたことが警視庁の調べなどで新たに分かりました。
警視庁は、関連先として18日、この名簿業者を捜索しましたが、業者の従業員も取材に対し、「ベネッセの情報とは知らなかった。松崎容疑者にも『盗んだ情報ではない』という誓約書を書いてもらった」と話しています。
警視庁は松崎容疑者がうその説明をして顧客情報を売却していたとみて詳しいいきさつを調べています。
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