マレーシア機撃墜:二重の悲劇…3月に続き豪のマンさん

毎日新聞 2014年07月18日 22時45分(最終更新 07月19日 01時40分)

ケイリーン・マンさん(右)=2014年3月、AP
ケイリーン・マンさん(右)=2014年3月、AP

 オーストラリア南部ブリスベーン在住のケイリーン・マンさんは、17日に撃墜されたマレーシア航空17便と3月に行方不明となった同370便に搭乗した親族4人を奪われる二重の悲劇に見舞われた。

 AP通信によると、マンさんの継子、マリー・リツクさんとその夫は1カ月のヨーロッパ旅行からの帰国の途で撃墜されたマレーシア航空17便に搭乗し、事件に巻き込まれた。3月にインド洋で消息を絶ったマレーシア航空370便には、マンさんの兄弟ロッド・バロウズさんとその妻が搭乗していた。

 わずか4カ月の間に繰り返された悲劇。マンさんの兄弟のグレッグ・バロウズさんは「あの時の苦しみが戻ってきた。内臓を引き裂かれるようだ」と話した。なぜ2度も不運に襲われたのか、理解に苦しんだ、というバロウズさん。しかし、「撃墜されるなど誰も予測できなかった」と話し、マレーシア航空を責めることはなかった。

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