天燈上げて願いを叶えよう!台湾平渓線ぶらり途中下車の旅!

記事作成日:2014/07/01 16:30:28 │ 最終更新日:2014/07/18 14:28:11

台北市郊外をのんびりガタゴト走るローカル線平渓線。観光客はもとより台湾人にも人気があり、美しい車窓を楽しめる人気路線です。地元の足というより、主に観光列車として運行していることから、特に土日が混みます。この路線は9つの駅があり途中下車の旅も楽しみの一つ。一番人気は、十分駅で体験できる天燈飛ばし!
人ごみの台北をぬけ、ローカル線に乗って台湾の昔ながらの伝統を体験しに行きましょう!

平渓線の乗り方

写真:浮き草 ゆきんこ

台鐡台北駅から平渓線の出発地瑞芳駅までは2通りの行き方があります。

・自強号(特急)約40分
・普通電車 1時間

早く到着したいから特急で行こうかなと思うかもしれませんが、平渓線は1時間に1本。まずは、台北駅のチケット売り場で乗り継ぎがいい方を選んでください。せっかく特急で行ったのに、次の普通電車と同じ時間になってしまったなんてことになりかねません。
瑞芳駅から天燈を飛ばす十分駅までは約30分。ここからが本番です!平渓線は、もともと、炭鉱を運ぶために使われていましたが、閉山し、今ではのどかな田園風景、緑豊かな山々、美しい渓谷や橋が見られる観光列車として運行しています。トコトコゆっくり走るローカル路線の車窓の旅を堪能してくださいね!

商店街をぬける危険な路線?!

写真:浮き草 ゆきんこ

十分駅に近づくにつれ、窓にへばりつく観光客。
十分駅すぐ横には、十分老街と呼ばれる商店街があり、お土産屋や天燈上げのお店、食堂などが軒を連ねています。この十分老街、実は、線路ギリギリのところで営業をしているんです。
ゆっくり電車が商店街に入っていくと、電車の窓ギリギリにお店の看板が!顔や手を出したら危ない!迫力満点です。

十分駅で降り、台北方面に向かう電車がホームに停車していたら要チェック!今度は、電車が商店街をすり抜けていく瞬間を電車の後ろから見てみてください!
電車がお店の屋根に引っかかってしまうんでないかと心配するほどギリギリを走っていく様子が見られます。

台湾は日本と違って線路に入り放題なので、電車の真後ろから写真を撮ってみてはいかがでしょうか?味のある写真が撮れますよ。

天燈とは?

写真:浮き草 ゆきんこ

電車の撮影が終わったら、いよいよ十分名物天燈上げにチャレンジ!
天燈とはチャイニーズランタンと呼ばれ、大きい紙風船のようなものの下側に火種をつけ、熱をこもらせ、空に上げる中国の伝統行事。毎年2月に行われる行事で、日本では長崎の中華街でランタンフェスティバルが開催されています。
線路沿いには天燈の店がずらり。違いは、特にありません(笑)。値段や飛ばし方、写真のサービスも一緒。違いがあるとすれば天燈の色の意味の違い。天燈は赤色のイメージが強いですが、願い事によって色を変える必要があるんです。色の意味は統一されてしかるべきですが、十分では、店により若干の違いがあります。ここは観光地、ご愛嬌ということであまり突っ込まないでください。
早速、代表的な色のご利益をご紹介します。

赤:健康、安全(と書いていますが、全体的にお願いするとき)
黄色:金運
青:商売繁盛
紫:合格祈願
ピンク:恋愛運、家庭円満(薄いピンクは玉の輿と書いているお店もあり)
緑:平和

自分がお願いしたい色を選んでくださいね。

値段は1色:100元、4色:200元、爆竹つきはプラス80元。
爆竹はかなりの騒音を立てながら飛んでいくのであまりおススメはしません(笑)

まっすぐ上がったら願いが叶う!

写真:浮き草 ゆきんこ

お願いごとを書いたら空に飛ばす準備をします。どこで飛ばすかというと、先ほど通った線路の上!電車が1時間に1本しか通らないため、電車が来ない時間を見計らって飛ばすんだそうです。天燈のはじをもって、火種に火をつけます。熱がこもるまでは写真撮影タイム!お店の人にカメラを預けると撮ってくれますよ。十分に熱がこもったら一気に空へ。
まっすぐに飛んでいくと、願い事が叶うと言われているので、見えなくなるまで天燈を見送りましょう!

台湾のナイアガラの滝?!

写真:浮き草 ゆきんこ

十分にはもう一つ見どころがあります。それは、台湾のナイアガラと呼ばれる「十分大瀑布」。といっても本物に比べたらびっくりするくらいの小さい滝ですが、森林浴をすると思って体力がある人は歩いて行ってみてください。片道30分、復路も同じ道を通るため1時間かかります。
ちょっとそこまではしんどいな〜という方は駅すぐそばにある吊り橋から十分の自然を眺めてみてはいかがでしょうか?基隆河の雄大な流れを堪能できますよ。

台北からの日帰り旅行にぴったり!

台北から普通電車で片道1時間半弱のローカル線の旅。
台北の人ごみにちょっと疲れたなと思ったらぜひ行ってみてください!なかなか体験することができない天燈をあげ、のんびりゆっくりした時間にきっと癒されるはず。

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掲載内容は執筆時点のものです。

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浮き草 ゆきんこのプロフィール写真
ナビゲーター

総合旅程管理主任者、フォトマスターEX

トラベルライター、グルメライター

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浮き草のごとくあっちこっちふ〜らふ〜らと旅するライターです。

添乗員をへて、ニュージーランドで働いていたとき、バックパッカーという言葉を知りました。世界にはカバン一つでフラフラ旅している人たちが…

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