本日オープン、糸島市に「一蘭の森」
(株)一蘭
きょう(18日)、(株)一蘭(本社:福岡市博多区、吉冨学代表)が糸島市に製造工場と店舗が併設された「一蘭の森」をオープン。敷地面積約2万8,000坪と東京ドーム2個分の広大な土地には様々な驚きと感動が詰まっている。「遠方のコアなファンにも来てほしい」との思いを込めての24時間営業だ。
東京ドーム1個分の広さを誇る「音と光の茶庭」。周囲は竹に囲まれ、地面にはクローバーが敷き詰められたこの茶庭は昼と夜で様相が一変する。昼間は陽光が降り注ぎ、竹林が風にそよぐ癒しの空間。夜はイルミネーションが音楽にあわせて光り揺れる幻想的な空間。夕日や朝日・季節によっても表情を変える茶庭は、24時間営業の「一蘭の森」だからこそ提供できる空間だ。茶庭内では飲み物やデザートなどの持ち込みが可能。糸島の自然を満喫しながら食事する贅沢さはここでしか味わえない。茶庭へはワンドリンク買うことで入場することができる。
「美味しいラーメン生産工場」では、一蘭ラーメンの生産過程の一部を特別公開する。一蘭が頑なに守り続けてきた美味しさの秘密を目にすることができるまたとないチャンスだ。お隣の「とんこつラーメン博物館」は本邦初公開。貴重な資料も展示され、一蘭の歴史、味、味わうことへのこだわりを学べるファン必見の場だ。一蘭代表取締役社長・吉冨学氏は「自身の学びや経験を若い方々にお伝えしていくことが恩返し。学びの場になれれば幸い」と博物館への想いを語った。
一蘭のラーメンも味わえる。しかし、ただ味わえるわけではない。昭和10年代・昭和20年代・昭和30年代・大自然と食べるシチュエーションが選べるのだ。過去にタイムスリップするも良し、懐かしさを満喫するも良し、大自然のなかでという珍しさを取るも良しだ。メニューは創業以来のラーメン。週替わりメニューとして、新作の滋味系と市場系のラーメンも登場する。博多とんこつ餃子があるのも嬉しい。「おみやげ販売処」では、定番の人気メニューに加え、福岡限定の「一蘭ラーメン」なども取り扱う。一蘭の森を訪れた際には、おみやげを通して感動をお裾分けしてはいかがだろうか。
17日の「一蘭の森」内覧会では、糸島市長・月形祐二氏が「糸島ブランドは一蘭の飛躍にかかっていると言っても良い。これまで糸島市には食事のできる観光スポットはなかった。観光スポットとして皆さまに愛される場になってもらえれば」と期待を寄せた。吉冨社長は「畳半畳からスタートした一蘭が東京ドーム2個分の「一蘭の森」を作れるまでになった。感慨深いものがある」と込み上げる涙に声を詰まらせる場面もあったが、「一蘭の森を中心に美味しいラーメンを作りながら、恩返ししていきたい」と笑顔で締めくくった。「一蘭の森」は五感すべてを刺激し多くの来訪客を楽しませるだろう。糸島市の新たな観光ポットとして一役を担う存在になりそうだ。
【山崎 由梨奈】
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