【侍ジャパン】坂本の覚悟、小久保監督「中心選手に」内野でただ一人選出

2014年7月18日6時5分  スポーツ報知

 巨人・坂本勇人内野手(25)が17日、11月に行われる日米野球に出場する、小久保裕紀監督(42)率いる「侍ジャパン」の第1次選考メンバーに選ばれた。この日、広島・前田、日本ハム・中田ら他にメンバー入りした5選手と都内で会見。「ここにいる6人が中心選手」と指揮官からエールを送られた坂本は、17年開催予定のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)までチームを引っ張っていく覚悟を見せた。

 世界を相手にしての戦いが待ちきれない。坂本は時々、野球少年のような笑顔を見せながらも、熱い口調で切り出した。緊張感あふれる「侍ジャパン」会見。

 「代表のユニホームを着るのは重いもの。前回(13年WBC)は感じたことのないプレッシャーを感じた。そのプレッシャーに負けないように、もっともっといい結果が出せればいい」。こう言葉に力を込めた。

 今回、内野を守る選手として、ただ一人、第1次メンバーに選出された。17年開催の第4回WBCを見据える小久保監督から「大型遊撃手。彼に関しては、まだ伸びしろがあると感じている。球界の中心選手になってほしい」と期待された。

 正遊撃手として出場した13年WBCは6試合に出場して打率2割4分、1本塁打、6打点。しかし、チームは3連覇を逃した。「(WBCでも侍ジャパンに)選ばれるように頑張ります。選ばれたら、前回よりも、もっと強い気持ちで大会に臨みたい」。小久保ジャパンを中心メンバーとして引っ張っていく覚悟を見せた。

 世界一奪回へ―。初体験となる今秋の日米野球で、巨人で積んできた経験、技を武器に挑む覚悟だ。「守備のポジショニング、走塁は細かいプレーがいっぱいある。細かいプレーで負けたら、絶対に勝てない。普段からやっていることなので、そのままやれればいい」。メジャー相手の勝負で、今後の成長の糧もつかむ。「WBCに向けて、すごくいい経験になる。外国人投手と対戦する機会は少ないので。独特の投球フォームや球筋が(外国人は)似ている部分がある。まずはシーズンでいい成績を残して、胸を張って(侍ジャパンに)行きたいです」

 前半戦は規定打席到達者ではチームトップの打率2割9分4厘をマークした。巨人の看板選手として、メジャーリーガーを、世界を相手に一歩も引かない戦いを見せる。(小谷 真弥)

 ◆小久保ジャパンの初陣 昨年11月に国際強化試合「2013ベースボールチャレンジ」で、台北で台湾代表と対戦した。若手主体のメンバーで臨み4―2、4―2、1―0で3連勝。楽天・嶋が主将を務め、日本ハム・中田、ヤクルト・小川らが出場。九州共立大・大瀬良(広島)らアマチュア選手も出場した。

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