【名古屋場所】奨菊、カド番脱出へ1年ぶり5連勝「体の反応がいい」
2014年7月18日6時0分 スポーツ報知
◆大相撲名古屋場所5日目 ○琴奨菊(寄り切り)勢●(17日・愛知県体育館)
3度目のカド番で場所を迎えた大関・琴奨菊が好調だ。勢が右に変化したが、問題にせずついていき、土俵際へ何度か追い詰めると最後は上手も取って寄り切った。「いつも通りの踏み込みができた。体の反応がいい」とうなずいた。
初日から5連勝は昨年名古屋場所以来1年ぶり。「結果がついてきてうれしい」とご満悦。昨年九州場所中に断裂した右大胸筋は、完治はしていない。それ以降は苦しい土俵が続く。だが、先場所まで見られた大きなテーピングを外した。「後悔がないようにね」。悲壮な覚悟で試練の土俵に臨んでいる。
6日目は安美錦戦。1年前の名古屋で同じ6日目に連勝を止められた相手。「それは関係ない」と意に介さない。この勢いで、まずは一気にカド番を脱出する。