直木賞の黒川さん、雀荘で一報 芥川賞は柴崎さん
2014年7月18日6時0分 スポーツ報知
第151回芥川賞・直木賞の(日本文学振興会主催)の選考会が17日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、芥川賞は柴崎友香さん(40)の「春の庭」(文学界6月号)に、直木賞は黒川博行さん(65)の「破門」(KADOKAWA)に決まった。黒川さんは候補6度目、直木賞史上3番目の年長受賞となった。
無頼派作家として知られる黒川さんは、雀荘で一報を受けたと明かし「リーヅモイーペーコータテホンドラ2でアガッて勝ってました。深夜12時ぐらいからまたやります」。ヤクザとコンサルタントのコンビが持ち逃げされた金を取り戻すために奔走する物語で念願の受賞。賞金100万円の使い道については「ビジネスクラスでマカオに行ってカジノに。あとはクルマでも買おうかな」と豪快に笑った。
小さなアパートでの男女の交流を描いた作品で候補4度目での受賞となった柴崎さんは「信じられない心地です。読んで下さった方々、仕事を依頼してくれた方々のおかげです」と生真面目に感謝の言葉を述べていた。