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「イベントで集め不要に」名簿業者にうその説明
7月18日 18時13分

「イベントで集め不要に」名簿業者にうその説明
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「ベネッセコーポレーション」の顧客の個人情報が流出した事件で、逮捕されたシステムエンジニアが都内の名簿業者に、「情報はイベントで集めた物だが不要になったので売りたい」とうその説明をして買い取りを持ちかけていたことが警視庁への取材で分かりました。警視庁はこの名簿業者を捜索し、システムエンジニアが営業秘密にあたる顧客情報を売却した疑いでも立件する方針です。

ベネッセコーポレーションの通信教育サービスの顧客の情報が大量に流出した事件では、外部業者のシステムエンジニアの松崎正臣容疑者(39)が営業秘密にあたる個人情報、1000万件余りを名簿業者に売却する目的で記憶媒体にコピーしたとして不正競争防止法違反の疑いで逮捕されました。警視庁は情報が流出した経緯を調べていますが、松崎容疑者が情報を売り渡した東京・千代田区の名簿業者に、「情報はイベントで集めた物だが、不要になったので売りたい」などとうその説明をして、買い取りを持ちかけていたことが警視庁の調べで分かりました。
この名簿業者も警視庁の事情聴取に対し、「『不正に取得した名簿ではない』と説明を受けたので買った」と話しているということです。
松崎容疑者はこの業者に情報を繰り返し売り、合わせて250万円の不正な利益を得たということで、警視庁はこの名簿業者を関連先としてあらたに捜索し、松崎容疑者が営業秘密にあたる顧客情報を売却した疑いでも立件する方針です。

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