日産とＣＦＧが提携　横浜ＭとマンＣが人材交流

　日産自動車とプレミアリーグのマンチェスターＣなどを保有する「シティ　フットボール　グループ（ＣＦＧ）」が１７日、横浜市の日産自動車本社でグローバルパートナーシップの締結を発表した。すでに横浜Ｍの株を約２０％保有するＣＦＧは、横浜Ｍの筆頭株主である日産自動車とも密接な関係を持つことになる。

　会見した日産のカルロス・ゴーンＣＥＯは「ＣＦＧと提携してサッカーに投資することで横浜Ｆ・マリノスも発展させる」と強調。さらに「サッカーの目的は勝利と自立、利益を得ること。撤退か進化かで進化することを決めました」と経営の抜本的な立て直しも図る考えだ。日産とＣＦＧの具体的な提携は自動車関連のパートナーに限定されるが、横浜Ｍは今後、人材交流、世界のスカウト網の活用などで利益を得ることになる。海外移籍を目指すＭＦ斎藤も会見には出席したもののＣＦＧのフェラン・ソリアーノＣＥＯは「今後可能性はある」と話すにとどめた。　（荒川敬則）