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【プロ野球】

アジャ2発 フレッシュのMVP

2014年7月18日 紙面から

1回、ロッテ・井上が勝ち越し2ランを放ち西武・山川(左)とハイタッチする(保田叔久撮影)

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◇フレッシュオールスター 全イースタン7−6全ウエスタン

 プロ野球の若手有望選手によるフレッシュオールスターゲームは17日、長崎市の長崎県営野球場であり、中日のドラフト1位、鈴木翔太投手(19)がウエスタン選抜の6番手として6回に登板、1イニングを無失点に抑えた。3番・指名打者でスタメン出場した古本武尊外野手(23)は1打数無安打も押し出し四球を選び、1打点をあげた。試合は7−6でイースタン選抜の勝利。最優秀選手(MVP)には、2本塁打のロッテ・井上晴哉内野手(25)が選ばれ、賞金100万円が贈られた。対戦成績はウエスタン・リーグ選抜の27勝19敗5分けとなった。

 同点にされた直後の8回裏、先頭のロッテ・井上の狙い澄ました一発が、左翼上段で跳ねて場外へ消えた。初回の2ランに続く2発目で、イースタン選抜に勝利、自身にMVPを呼び込んだ。フレッシュ球宴での1試合個人2発は、1994年の井上一樹(中日)以来史上5人目。「狙って打ったのが入って、最高に気持ち良かった」と、体重114キロの巨体の胸を張った。

 アマ時代から親交があり、巨漢の和製大砲とタイプもかぶる西武・山川が4番に座り、井上は5番。初回、山川が適時二塁打を放ったのを見て「負けていられない」と発奮し、2ランをバックスクリーン左に放り込んだ。3回に山川も逆転2ランを打ったのを見ると「これでイーブン。どっちかがもう1発打って試合が決まるな」とみて、最高の場面で狙い通りに結果を出した。

 昨年ドラフトの5位で入団した今春は、ルーキーながらオープン戦首位打者となって開幕1軍、4番に大抜てきされたが5月2日に2軍落ちした。だが「2軍では一日中野球ができて、しっかりスイングを見直せたし、今は配球も勉強中」と、くさらずプラスにとらえて力をためた。

 広島から駆けつけた両親が見守るお立ち台で、ロッテ・伊東監督へのメッセージを聞かれると「どんどん成長していくので、よろしくお願いします!」とアピールした。 (竹村和佳子)

 

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