代表ユニホームを着てポーズをとる(左から)坂本勇人、嶋基宏、糸井嘉男、小久保裕紀監督、金子千尋、前田健太、中田翔=品川プリンスホテルで(園田高夫撮影)
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野球の日本代表「侍ジャパン」の小久保裕紀監督(42)は17日、東京都内で記者会見し、11月に行われる日米野球の第1次選考選手として糸井、金子(以上オリックス)嶋(楽天)坂本(巨人)前田(広島)中田(日本ハム)の6選手を発表。8年ぶりに開催される日米野球に向け、小久保監督はこの6人が中心選手になると説明。2017年開催予定の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)も見据えた。
6人の侍は晴れやかな表情を浮かべ、さっそうと壇上に登場した。5カ月も先の大会の出場メンバーに早くも選出。糸井が「すごく引き締まる思い」とほほを紅潮させ、前田は「すごく光栄」と声を弾ませた。
小久保監督は3年後のWBCを見据え「2017年に主力になり得る選手たちという視点で2月のキャンプから視察してきた」。厳選した6人の実力に「私が見た中でトップクラス。誰もが認める選手」と太鼓判を押した。
6人がさらされるプレッシャーについては「トップでやっていく中で、彼らが背負っていくもの」ときっぱり。代表の中心選手という自覚を持ち、シーズンで圧倒的な成績を残すよう求めた。残りは「今年しっかり活躍した選手」から選ぶ方針。「スピードがあって、打つだけじゃなく走れる若い選手」と基準の一端も明かした。
日米野球は8年ぶりの開催。自身も過去に出場経験があるが、「親善試合の意味合いが強かった今までとは目的が違う。同じユニホームを着て戦う強化試合。向こうがどうくるとか関係なく、こちらはそういうスタイルでいく」。貪欲に勝利を求め、全身全霊で戦う。 (小林孝一郎)
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