ベネッセコーポレーションの顧客情報流出事件で、英会話学校大手「ECC」(大阪市)は18日、ベネッセのデータとみられる名簿でダイレクトメール(DM)を送ったのは約1万9200件だったと発表した。
ECCは、名簿がベネッセのものであると断定されていないとしているが、記者会見したECCの花房雅博副社長は「多くの方々に、ご心労をお掛けして申し訳ない」と述べた。
ECCによると、名簿業者「フリービジネス」(大阪市)から、高校1、2年の名簿計約7万5000件を計約60万円で購入。このうち約2万7000件がベネッセのデータとみられ、2月から5月にかけて約1万9200件のDMを送ったという。
ベネッセの情報流出が問題になった後、フリービジネスに「購入した名簿にベネッセの顧客情報は入っていないか」と問い合わせて発覚した。