羽田行きの飛行機に乗り込む日本ハム・大谷=新千歳空港で(水足丈夫撮影)
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18日に西武ドーム、19日に甲子園で開催されるプロ野球マツダオールスターゲーム。昨年は外野手で出場した全パの大谷(日本ハム)が投手として選出され、第2戦で同じ「高校ビッグ3」の藤浪(阪神)と先発対決することになった。第1戦は全セが前田(広島)、全パは岸(西武)が先発する。昨年までの通算成績は全パの79勝74敗10分け。全セは巨人の原監督、全パは腰の手術を受け休養中の星野監督(楽天)に代わり、ロッテの伊東監督が指揮を執る。
大谷が藤浪とのプロ初先発対決で、負けない投球をすると誓った。高校時代、しのぎを削ったライバルと甲子園で投げ合う。3年春のセンバツでは完敗した大谷だが、お互い二十歳になった今、雪辱する絶好の機会を得た。16日、旭川での前半戦最後の先発前、栗山監督から第2戦先発を告げられ、胸を高鳴らせた。
「リーグも違うのでなかなかやるチャンスがないと思っていたんですけど、あるとしたら甲子園と思ってました。しっかり投げ合いたい」と意気込んだ。甲子園は大谷にとって力を引き出してくれる舞台でもある。6月18日の阪神戦。160キロを2度マークした。球宴の登板は1イニングが予定されており、由規(ヤクルト)の日本投手最速161キロの更新も期待される。「中2日だからどうでしょう」と言いつつも「一生懸命頑張ります」と全力投球を誓った。
投手に専念するこの球宴。夢舞台にふさわしい、快速球連発でファンを魅了する。 (水足丈夫)
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