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慈恵会医大 科研費不正受給の元講師を懲戒解雇
7月18日 21時22分

東京慈恵会医科大学は、元講師の男性が国の科学研究費を申請する際にほかの研究者の名義を使うなどして、およそ7000万円を不正に受給したとして懲戒解雇の処分にしたと発表しました。

東京慈恵会医科大学によりますと、総合健診・予防医学センターの高橋宏樹元講師は平成16年から、国の科学研究費を申請する際にほかの研究者の名義を使ったり、事実と異なる研究の業績を記載するなどして、およそ7000万円を不正に受給していたということです。
このため、大学はこの元講師を先月26日付けで懲戒解雇にしたほか、上司に当たる教授など合わせて15人の関係者を減給やけん責などの処分にしました。
大学は元講師が不正に受給したおよそ7000万円の研究費を国に返還する意向だということです。東京慈恵会医科大学の松藤千弥学長は、「元講師は以前にも不正で処分を受けており、不正が繰り返された事態の重大さを深刻に受け止めています。全学を挙げて信頼回復に努めていきたい」とするコメントを出しました。

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