国の除染現場視察 福島・川俣山木屋の住民代表9人参加
福島県川俣町は17日、福島第1原発事故で避難区域に指定されている山木屋地区の住民を対象に、国直轄除染の現地視察会を開いた。除染への理解を深めてもらおうと、町が初めて開催した。
広野太自治会長ら住民代表9人が参加し、古川道郎町長と宅地や農地除染の様子、仮置き場の状況などを2時間かけて視察した。
国の担当者が「宅地除染は8月末に終わる」と見通しを示すと、参加者は「放射線量はどれくらい下がったのか」「仮置き場は足りるのか」などと熱心に質問していた。
大内美代子婦人会長は、ピラミッド状に積まれた除染廃棄物の山を前に「小さい孫が2人いるので、本当に安心して暮らせる環境が取り戻せるのか心配です」と話した。
山木屋地区は早期の帰還を目指す避難指示解除準備区域と数年後の帰還を目指す居住制限区域に指定され、約1200人の住民全員が地区外で避難生活を送っている。
2014年07月18日金曜日