世界初!新江ノ島水族館×プロジェクションマッピング「ナイトアクアリウム」

記事作成日:2014/07/18 18:17:06 │ 最終更新日:2014/07/18 18:58:41

神奈川県の新江ノ島水族館では2014年7月20日(日)から11月30日(日)まで、新江ノ島水族館10周年を記念して特別企画「ナイトアクアリウム」が開催されます。
最近話題の視聴映像演出「プロジェクションマッピング」が世界で初めて水族館とコラボ!水族館という生物とのコラボレーション。聞くだけでワクワクしますよね。
今回はその内容や、見どころなどをご紹介します。

中に入ると…そこはブルーがまぶしい夜の水族館

写真:奈良山 鹿子

館内でプロジェクションマッピングが見られるのは6ヶ所。

まず最初に入口に入ってびっくり!「ウェルカムマッピング」が来た人をナイトアクアリウムの世界に連れて行きます。
館内は昼間は見ることのできない”夜の水族館”。照明やイルミネーションもテーマである「深海《Deep Sea》」をイメージしたナイトアクアリウム仕様なんだとか。過去に来たことがある人でも初めての水族館のように感じるのではないでしょうか。

そこから進んだ相模湾ゾーンにあるのが「生命の波」。
まるで水槽から出てきているかのような波が足元で満ちたり引いたりしています。それだけけでも何往復も見てしまうくらいすごいのですが、更にここには人感センサーが搭載されていて、波の中を歩くと波が跳ねるように足元に光がやってくるんです。自分だけでなく他の人が歩いているのを見るのもきれいでおすすめです。

「ウェルカムマッピング」
上映時間:連続上映。1回約2分。
「生命の波」
上映時間:随時。光の波が満ち引きしています。

息を飲む神秘な光景…

写真:奈良山 鹿子

今回メインとなっているのが相模湾ゾーンの大水槽の前で行われる「深海世界のオアシス」です。
水槽にプロジェクションマッピング。どういう風にやるんだろう…と思っちゃいますよね。
たねあかしはこう。上映時間が近づくと水槽前にの半透明のスクリーンが下りてきます。スクリーンは水槽の上半分に配置され、下の部分は大水槽そのまま。上半分に設置されたスクリーンでプロジェクションマッピングが行われます。
ここでポイントなのが「スクリーンの後ろの水槽が透けて見える」ということ。プロジェクションマッピングの後ろでは水槽の中の魚が悠々と泳いでいるんです。つまり、映像+水槽で創りだすプロジェクションマッピング!こんなの見たことありません。
魚たちの動きはもちろん毎回違います。2度、3度見ても違うショーを目にすることができるしょう。

おすすめ観賞場所は大水槽の広場の前方。上半分のスクリーンの更に上にも時には映像が及ぶので後ろの方ではその上の方が見えません。激混みスポットになること間違いなしですが是非前の方で見てください!

「深海世界のオアシス」
上映時間毎時10分.30分.50分 各回およそ5分。

ゆらゆら…癒し系クラゲとのコラボ

お次は、誕生してから幻想的なクラゲの姿が大人気なゾーン「クラゲファンタジーホール」。ここでもクラゲとプロジェクションマッピングがコラボレーションした「海月(くらげ)の宇宙(そら)」を見ることが出来ます。前方にある3つの水槽の中で泳いでいるクラゲを紹介しつつ、わっと声の上がるリアリティのある映像や、へぇ〜となる内容で見ごたえ抜群。席数は少ないですが前の柱の前方のソファに座っているとそのまま観賞できますよ。

その他、これまた展示されてから話題のしんかい2000本体にプロジェクションマッピングをする「しんかい2000の冒険」や、通路の壁に大きな水槽が映し出され、歩くと海の生き物が付いてくる不思議な「海中生物との戯れ(たわむれ)」があります。今回これらを手掛けたのは東京丸の内駅舎や東京国立博物館などのプロジェクションマッピングを手掛けて今話題のクリエイティブ集団「ネイキッド」。また、オフィシャルサポーターにあの「さかなクン」が就任しました。

「海月(くらげ)の宇宙(そら)」
上映時間:毎時0分.20分.40分 各回約10分。
「しんかい2000の冒険」
上映時間:連続上映 各回約4分。
「海中生物との戯れ(たわむれ)」
上映時間:連続上映

写真:奈良山 鹿子

夜の生き物たちをウォッチング

写真:奈良山 鹿子

ナイトアクアリウムは、プロジェクションマッピングはもちろんですが、時間が夜という事を活かした「昼間では見ることができない生き物の生態」を館内各所で観察できます。

写真のペンギンは、一見立ってぼーっとしているように見えますが、実は…寝てるんです!
野生のペンギンは夜になると海から上がり、陸地で寝るそうなんですが、その時の体勢はうずくまったり立ったり…。新江ノ島水族館のペンギンは腹ばいになって寝ている子もいますが、ぼーっとしているように見える子も、お休み中なんです。夜の水族館ならではの光景ですね。
また、ナイトアクアリウム以外の時間帯でも見ることが出来ますが、この時期のペンギンはなんだかフサフサ…。1年に1度の羽の抜け代わりの時期なんだそうですよ。

他にもアザラシやサンゴなど、夜になると昼間には見れない姿を現してくれる生き物が沢山!展示前にパネルなどで紹介してくれていますので、大人も子供も自由研究気分でゆっくり観察しましょう。

期間限定メニューを堪能

館内にある外のテラスから江の島の景色がきれいな「オーシャンカフェ」ではナイトアクアリウム開催に合わせて特別メニューが登場!
海を連想する美しい色のカクテルやノンアルコールカクテルを手にテラスでのんびり江ノ島を眺めませんか。暗くなってからは江の島シーキャンドルのライトアップが見えてロマンチックな雰囲気です。

ここで休憩して足が元気になったら…さっきのプロジェクションマッピング、もう一回見に行こう?もOK!

カクテル 各 500円
ノンアルコールカクテル 各 400円
販売は17:00から。

写真:奈良山 鹿子

この機会に是非

いかがでしたでしょうか。
夏と言えば水族館に行きたくなる季節ですが、それに加えてプロジェクションマッピングなんて…興味津々の方も多いのではないでしょうか。新江ノ島水族館周辺には観光地で有名な江の島や、江ノ電に乗って鎌倉など見どころが沢山。ナイトアクアリウムと一緒に周辺の観光も満喫しましょう!

新江ノ島水族館特別企画「ナイトアクアリウム」
日時:2014年7月20日(日)〜11月30日(日) 17:00〜20:00夜間限定開催
※8月1日(金).9月20日(土).9月27日(土).9月28日(日)他、期間中お休みあり
料金:大人2,100円.高校生1,500円.中学生・小学生1,000円.幼児(3歳以上)600円
水族館入場料のみで観覧可

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掲載内容は執筆時点のものです。 2014/07/17 訪問

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ナビゲーター

元観光バスガイド

ナビゲーター紹介

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奈良県出身神奈川県在住の元観光バスガイドです。

バスガイド時代は仕事でいろんなところに行かせてもらいました。
バスガイドをしていなかったら知らなかったであろ…

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