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「ダムの土砂除去せず洪水」住民が電力会社を提訴7月18日 16時13分
3年前の「新潟・福島豪雨」で、福島県内を流れる只見川があふれて洪水の被害が起きたのは、流域にあるダムの底にたまった土砂を取り除かなかったことなどが原因だとして、被害を受けた金山町の住民32人がダムを管理する電力会社2社に対し、3億円余りの損害賠償などを求める訴えを起こしました。
平成23年7月の「新潟・福島豪雨」では福島県内を流れる只見川が氾濫し、流域の金山町で104棟の住宅が浸水などの被害を受けました。
この被害について、金山町の住民32人が「洪水は流域にあるダムの底にたまっていた大量の土砂を取り除かなかったことで、ダムや川の水位が上昇し発生した」などとして18日、ダムを管理する東北電力と電源開発の2社に対し、合わせて3億円余りの損害賠償などを求める訴えを福島地方裁判所会津若松支部に起こしました。
原告団の齋藤勇一さんは記者会見で、「今も雨が降ると心配で眠れないという住民も多い。電力会社は、しっかりと責任を認めて、2度と水害が起きないような対応をしてほしい」と話しました。
訴えについて、東北電力は「訴状が届いていないのでコメントできない。届いてから内容を精査して適正に対応したい」とコメントし、電源開発は「訴状が届いていないのでコメントを差し控えたい」とコメントしています。
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