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マレーシア機 なぜウクライナ上空を飛行
7月18日 17時49分

マレーシア航空の旅客機は、なぜウクライナの上空を飛んでいたのか。
専門家は、この空域が欧州から東南アジアに行くまでの最短コースに当たり、また、高度1万メートル以上の高い所を飛行するため、安全と判断したのではないかと指摘しています。

欧州と東南アジア結ぶ最短コース

オランダなどヨーロッパから、マレーシアなど東南アジアまで最も短い距離で飛行しようとすれば、ドイツやポーランドを経由してウクライナ上空を通過し、ロシアに抜けるのが最短コースになります。旅客機が発信する位置や高度の情報を基に飛行ルートを公開している民間のホームページ「フライトアウェアー」と「フライトレーダー24」によりますと、マレーシア機はアムステルダムを離陸したあと、9000メートルを超える高い所まで上昇して安定した飛行に入り、最短コースにほぼ沿うように、ドイツ、ポーランド、そしてウクライナ上空を飛行していましたが、ロシアとの国境の手前で航跡は途切れています。
航空関係者によりますと、マレーシア機はウクライナ国内では東部のドネツクの空港付近を通過するルートを飛行した可能性があると指摘しています。
一方、日本航空と全日空によりますと、ウクライナ上空に飛行ルートを設定している日本の便はないということです。

専門家「高所で安全と判断したのでは」

日本航空の元機長で、航空評論家の小林宏之さんは、マレーシア機の今回の飛行について、「仮に地上戦が行われている地域の上空でも、旅客機は通常、高度1万メートル以上の高い所を飛行するので、安全性に問題はないと判断し、便を運航させることはありうる。今回、各社は、例えば武装集団が地対空ミサイルのような高い所まで届く兵器を持っていないと判断して便を運航させていたのではないか。私自身もベトナム戦争やイラン・イラク戦争の最中に、地上戦が行われている地域の上空を飛んだ経験がある」と話しています。
また、ウクライナ上空の飛行については「東南アジアと欧州を結ぶ最短距離になるため、ウクライナ上空を通過する今回のルートは、極めて一般的なものだ」と指摘したうえで、「特にマレーシア航空は、今年3月、南シナ海上空で、旅客機が行方不明になったばかりで、安全には相当、神経を使っていたはずだ」と話しています。
さらに、ばらばらになった機体について小林さんは「映像を見るかぎり、上空で爆発するなどしなければ機体や部品が広範囲に散らばることはなく、『撃墜された』という指摘は納得できる。当分、現場上空をう回する航空会社が増え、今後、世界の空の便に影響が広がるのは避けられない」と話しています。

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