ソウル市内の男子大学生は自分の結婚費用として1億814万ウォン(約1060万円)、女子大学生は平均5974万ウォン(約580万円)掛かるものと予想していることが分かった。つまり、男子大学生の方が約5000万ウォン(約480万円)多く掛かると考えていることになる。
これは、慶熙大学児童家族学科のユ・ゲスク教授が学術誌「保健社会研究」最新号に掲載した「若年層大学生の消費欲求と期待結婚費用が期待結婚年齢に及ぼす影響」という研究報告書で明らかにしたものだ。ユ教授は2012年5月から6月にかけてソウル市内の13大学に在学している大学生のうち、今後結婚する意思がある384人(男190人・女194人)を対象にアンケート調査を実施した。
調査の結果、相手の費用を除き、本人が負担するものと考えている結婚費用は最低100万ウォン(約9万8000円)から最高6億ウォン(約5900万円)までとさまざまだった。全体の平均は8368万ウォン(約820万円)で、男女別では男子大学生が1億814万ウォン、女子大学生は5974万ウォンと予想した。実際に結婚を計画する「期待結婚年齢」は男子30.63歳、女子28.90歳だった。
ユ教授は「本人が負担するものと予想している結婚費用が高ければ高いほど期待結婚年齢も高くなることが分かった。男女差別的な結婚費用負担の仕組みが解決しなければ晩婚化傾向が定着し、少子化も深刻になるだろう」と話している。