JR北海道:効果短時間…散水車の運転今夏で中止

毎日新聞 2014年07月18日 08時50分(最終更新 07月18日 14時16分)

JR北海道が運転を取りやめる散水車
JR北海道が運転を取りやめる散水車

 JR北海道は、猛暑の際にレールの温度上昇を抑える散水車の運転を今夏から取りやめることを決めた。

 散水車は2000年から導入された。記録的猛暑でレールの温度が上がり、レールが張り出す可能性がある場合、水をまいて冷やすため使用してきたが、運転回数は14年間で19回と少なく、水をまいても短時間しか効果がないのが難点だった。

 今後は、枕木の敷石の積み上げを増やし、レールのつなぎ目の管理を徹底する一方、レールの温度上昇の際の徐行基準を定め、安全運行を図るとしている。【千々部一好】

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