田嶋慶彦
2014年7月17日15時11分
昨年7月の参院選を巡る高松市選管による票の不正操作事件で、封印破棄罪で在宅起訴された3人の選管職員のうち、2人が前選管事務局長の山地利文被告(59)=公選法違反罪などで起訴=の名を挙げ、「不正操作のつじつま合わせを持ちかけられた」などと話していることが関係者の話でわかった。2人は起訴内容を認めているという。
職員3人は、山地被告らが開票日に行った白票水増しや衛藤晟一参院議員の比例票を集計せずに処理したことなどを隠すため、昨年8月~今年1月、市役所内で封印された箱を開け、保管中の無効票を破棄したり、白票に書き込みをしたりしたとして在宅起訴された。
関係者によると、2人は保管票の出し入れなどを山地被告から依頼されたことを認め、うち1人は「開票日に山地被告らが票を操作したことは知らなかった」と話しているという。
山地被告は今年3月末まで選管事務局長を務め、開票当時は3人の上司にあたる立場だった。(田嶋慶彦)
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞社会部
PR比べてお得!