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今年度の厚労白書 健康寿命延伸に重点7月12日 4時10分
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厚生労働省は、今年度の「厚生労働白書」で、伸び続ける高齢者の医療や介護の費用を抑えるためには、健康で日常生活を過ごすことができる「健康寿命」を伸ばすことが重要だとして、今後も生活習慣病の予防などに重点的に取り組む必要があるという方針を打ち出すことにしています。
入院したり介護を受けたりせずに、日常生活を過ごすことができる期間を示した「健康寿命」は、平成22年で、男性は70.42歳、女性は73.62歳となっており、「平均寿命」と比べると、男性は9年余り、女性は12年余り短くなっています。
「平均寿命」と「健康寿命」の差は、高齢者が、健康上のなんらかの問題で日常生活が制限されている期間を意味していることから、今年度の「厚生労働白書」では、高齢者の生活の質を維持しながら、伸び続ける医療や介護の費用を抑えるためには、「健康寿命」を伸ばすことが重要だとしています。
そして、国は、今後、自治体や企業などと連携して、食事や運動、喫煙などの、生活習慣の改善を呼びかける活動を行うほか、地域の保健師や管理栄養士らによる、健康の増進に向けた活動を後押しするなど、生活習慣病の予防などに重点的に取り組む必要があるという方針を打ち出すことにしています。
厚生労働省は、この「厚生労働白書」を、来月上旬にも閣議に報告することにしています。
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