首相　オセアニア訪問終え帰国の途に

7月12日 10時44分

オセアニア３か国を歴訪していた安倍総理大臣は、オーストラリアで、ＥＰＡ＝経済連携協定と、防衛装備品を共同開発するための協定に調印するなど、一連の日程を終え、日本時間の１２日午前、帰国の途に就きました。

安倍総理大臣は今月６日から、ニュージーランド、オーストラリア、パプアニューギニアのオセアニア３か国を歴訪し、各国の首脳らと会談しました。
このうちオーストラリアでは、ＥＰＡ＝経済連携協定と、防衛装備品を共同開発するための協定に調印し、経済や安全保障分野での協力を推進していくことで合意したほか、鉄鉱石など資源の安定供給に向けた協力を強化していくことも確認しました。
ニュージーランドでは、ＴＰＰ＝環太平洋パートナーシップ協定の交渉の早期妥結に向けて緊密に連携していくことで一致したほか、最後の訪問国パプアニューギニアでは、日本へＬＮＧ＝液化天然ガスを安定的に供給することなどを申し合わせました。
また、安倍総理大臣は、各国で集団的自衛権の行使容認を閣議決定したことを説明したうえで、国際社会や地域の平和と安定のために積極的に貢献していく方針を伝え、理解を求めました。
一連の日程を終えた安倍総理大臣は、日本時間の１２日午前９時すぎ、政府専用機でパプアニューギニアを出発し、帰国の途に就きました。