森永製菓:お菓子で自由研究 JAXA協力で宇宙テーマに
2014年07月17日
創業115周年を迎えた菓子メーカーの「森永製菓」は17日、新プロジェクト「Okashinnovation(オカシノベーション)」を発表した。「お菓子でもっと、イノベーションが起こる日本へ」を掲げたプロジェクトで、第1弾商品の「おかしな自由研究シリーズ」3種の発売も発表された。
「おかしな自由研究シリーズ」は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力を得て開発された商品で、「夏の夜空におかしな星座をつくろう」「もしも地球がチョコボールだったら」「おかしな宇宙飛行士試験」の3種(各1250円・税別)。地球儀やロケット形のパッケージに、森永製菓製品と「地球がチョコボール(の大きさ・約12ミリ)だったら、太陽の大きさは? 距離は?」などの課題が書かれたミッションブックや星座表などがセットになっている。19日からインターネットなどで販売され、売り上げ目標は1億円。
森永製菓の新井徹社長は「お菓子を食べるという『ハード』面だけではなく、コミュニケーションツールとして『ソフト』面を訴求していきたい。今回のJAXAや官庁など硬いイメージの組織の方々とお客様をつなぐ、コンサル的な役割ができるのではないか、という部分を新事業の一つの領域にとらえている。今後どうなるかはまだわからないが、まず第一歩を踏み出し次の展開を探していきたい」と話した。【村田由紀子】