最近,自分の研究以外で読む本といえば息子のために借りてきた絵本か,妻が買ったり借りたりした本しかありません。たまにブックオフとかで探してみるものの研究以外で興味を持てる本がないというのが実情です。
しかし妻は結構おもしろい本を買ったり借りたりしていまして,それを夜中に少し読んでみるのが私の日課です。妻は「また私の本読んだの」「また私の本をネタにブログ書くの」と言っておりますが,そこは勘弁してくださいと頭を下げています(笑)。
それで今回は以下の本について書きます。この記事のタイトルはその本の一つの節から取っています。
男の子の育て方~「結婚力」「学力」「仕事力」。0~12歳児の親が最低限しておくべきこと。~
- 作者: 諸富祥彦
- 出版社/メーカー: WAVE出版
- 発売日: 2009/12/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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妻は当然ではありますが女性ですので男というものがよく分かっていません。そこでこの本を読んでいたわけですが,サブタイトルにもあるように子育てで「結婚力」を育てることができるという優れものです(笑)。その部分の方が気になる方も多いかと思いますが,今回の「ヘンタイ」に関する節もこの「結婚力」についての章の一部なのです。「結婚力」そのものについてはまたいずれかの記事で書きたいと思いますので,それまでお待ちください。
さて,この記事のタイトルでもあります「「うちの子はヘンタイ?」と悩むお母さんへ」の中身ですが,まず以下のような男の子の行動が紹介されています。
「うちの子はまだ4歳なのに,,テレビに水着の女の人が出てくると,うっとりと眺めているんです。将来,度を越した女好きになったりしませんか?」
「赤ちゃんのころから,女の人が大好き。いつも行くスーパーのレジのお姉さんに笑顔をふりまいて,レジを離れようとしません。これって問題あるのでは?」
「うちの子は,オチンチンとかウンコとか,下品な言葉を連発します。まともな大人になれるのでしょうか…」
「いつもオチンチンを触っているんですけど,小学生になってもやっていたら,ヘンタイですよね?」
(186頁)
これは女性から見たら「ヘンタイ」行為ですが,小さな子供にとっては普通の行動でしょう。我が息子も「チンチン」と叫んでいますし,棒を渡せば股間に挟み「チンチンが大きくなった」と言っています。さらに「お母さんにチンチンあげる」と棒も渡しています。私がパンツになればパンツをおろしに来て,チンチンを確認します。いいですか,これは決して「ヘンタイ」ではありません…。
これらの心配に対して先生は以下のように答えます。
(187頁)
- 「下品な言葉を言った時の,お母さんの反応が面白いから,それを楽しんで」使う子もいます。…これは,お母さんとの情緒的なつながりが順調に育っている証拠です。
- 「下ネタ系の言葉には,面白い響きをもったものが多いから,その響きを楽しんで」使う子もいるでしょう。これも「言葉に関心を抱き始めたんだ」と理解してあげましょう。
- 「4,5歳頃はとくに,性的関心が強まる時期だから」使う子もいるでしょう。
これぐらいの年齢であれば正常な発達過程だそうです。私の場合,小学生も教えているので小学生でも卑猥な言葉を叫ぶ子供がいるわけですが,こちらはどうなのかは書かれていません。ある5年生の男子は親に電話で「マ○コ」とさけんでいて,全く持って意味不明でしたが,そんな彼もめでたく中学に合格し,そうした言葉は叫ばなくなったので,これも成長の一過程と捉えることも可能かもしれません(本当か?w)。
また小さい男の子は特にチンチンに対する興味があるので,「チンチンがあること」を褒めてあげようと先生は言います。
この時期に「自分は男である」ことを肯定的に受け止められないと,自分が男であることに自信がもてなくなってしまいます。
そこで気をつけてほしいのが,お風呂に入っているときの男の子との会話です。お子さんといっしょにお風呂に入っているときに,
「さとる君,オチンチンがあっていいね。かっこいいよ。」
「それって,男の子のパワーのしるしなんだよ。お父さんにも同じのついてるでしょ?」
と,肯定的な言葉をかけ,男であることをポジティブに受け止められるようにしてください。
(189頁)
皆さんも男の子を持つ機会に恵まれたら,「オチンチンがあっていいね」と言ってあげてください。女性の場合,「お母さんのオチンチン見せて」と必ず言われます(笑)。よく分からない男という生き物で理解不能な部分もあるのですが,奥様方にはぜひ暖かい目で見守ってほしいもです。ただ注意があります。オチンチンは触りすぎると膀胱炎になる可能性があります。触りすぎには注意しましょう(笑)。