野々村元県議の自宅捜索 虚偽公文書作成などの疑い7月18日 11時00分
兵庫県議会の野々村竜太郎元議員が領収書を添付せずに、出張の交通費として政務活動費から300万円余りを支出していた問題で、警察は虚偽公文書作成などの疑いで兵庫県西宮市の元議員の自宅を捜索し、政務活動費の使い道について捜査を進めています。
兵庫県議会の野々村竜太郎元議員(47)は、昨年度の1年間に兵庫県の城崎温泉などに195回の日帰り出張を繰り返したとして、領収書を添付しないまま政務活動費から300万円余りの交通費を支出していたことが問題となり、今月11日に県議会から警察に刑事告発されました。
警察は、18日午前10時半すぎから、虚偽公文書作成などの疑いで兵庫県西宮市高須町にある野々村元議員の自宅を捜索しています。
この問題を巡って野々村元議員は今月1日に記者会見し、涙を流して支出の正当性を主張しましたが、出張の内容を説明しなかったことなどから批判が高まり、今月11日に議員を辞職していました。
警察は押収した資料を分析し、政務活動費の使い道について解明を進めることにしています。
野々村氏「全額一括返納した」
兵庫県議会事務局によりますと、18日午前7時前、野々村元議員から事務局宛てに「ご迷惑おかけしています。
全額一括返納いたしましたのでご報告いたします」と書かれたメールが届いたということです。
野々村元議員には、入金する口座をあらかじめ指定してあるということですが、伝票などを使う特殊な口座のため入金の確認には数日かかり、今のところ入金は確認できていないということです。
野々村元議員は、過去3年分の政務活動費と政務調査費など合わせて1800万円余りを全額返還する意向をみずからのブログなどで表明していました。
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