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在宅起訴の職員 手続きせず票持ち出す
7月17日 21時10分

去年の参議院選挙比例代表の開票を巡る不正事件で、票の水増しを隠すための工作を行ったとして在宅起訴された高松市選挙管理委員会の職員3人は、票が保管されていた書庫に選挙直後から頻繁に入り、貸し出し手続きをせずに票を持ち出していたことが分かりました。

高松地方検察庁などによりますと、封印破棄の罪で在宅起訴された高松市選挙管理委員会の職員3人は、当時の事務局長だった山地利文被告(59)と共に、市役所11階にある選挙管理委員会の部屋で、票をこん包していた段ボールを不正に開けたうえ、開票時に集計せずにこん包されていた自民党の衛藤晟一参議院議員の票を無効票の中に混ぜたり、無効票の段ボール箱を開けて、白票に判別できない文字などを書き入れたりする隠蔽工作をしたとされています。
票が入った箱は市役所地下1階の書庫に保管され、書庫に入るには、総務課の窓口で台帳に名前や所属を記入して鍵を借りることになっています。
台帳の記録では、3人は選挙直後の去年7月24日と25日の2日間で4回、ことし3月までに合わせて12回、書庫に出入りしていました。
書庫から物を持ち出す場合は、台帳の「貸出」の欄に物品名や時間などを記入する決まりになっていますが、3人は書庫に入った12回とも何も記入しておらず、手続きをしないまま票を持ち出していたことが分かりました。

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