夏のボーナスも出たことだし、転職…しちゃおうかなあ?
‘08年のリーマンショック以降、ようやく景気が上向いて有効求人倍率は1.09倍(2014年5月分/厚生労働省発表)だそうで、業界によっては人手不足が深刻化しているようですね。時おりしも夏のボーナスの支給が終わったタイミングで、すでに転職されて新天地での日々を過ごされている方もいらっしゃるかと…。
まあ、宮仕えも長くなってくると、会社の内情に限界を感じたり、単純に飽きたり、好条件で転職していく同期を見て動揺したり(笑)と、いろいろな心境・環境の変化がありますよね。
お察しするに、この記事のタイトルに目を留めてくださったあなたも思うところあるのでしょう。気づけば「転職」の二文字が目の前をかすめる日々、みたいな。
後悔先に立たず。冷静に市場価値と動機を見直すべし。
しかしですね、転職する前に、ちょっと冷静に自分を振り返ってみましょう。
思い立ったらすぐに行動に移したくなる派の方もいるかもですが、その前に。
私自身、何度か転職してきていますし、就職活動支援をしてきた経験からも言えることなんですが、「逃げ」の姿勢が根本にあると、たとえ運よくトントン拍子に好条件で決まったとしても、たいていは入社後しばらく経った後に「こんなはずじゃなかった…」ということになってしまうのですよ。
ちなみに、ぶっちゃけ「イヤで辞める」としても、それ自体が悪いことだとは思いません。
そもそも、何か自分にとってマイナス要因がなければ転職することはないですし、実際に経営者や企業に本質的な問題がある場合もありますから…。
でも、自分のこれからを考えるにあたって、「ただただイヤだから、今は逃げたいの!」という思いだけで他へ目を向けるのでは未来が見えないですよね。
面接の場でも、よほどの演技派でないかぎり、見抜かれてしまって苦戦するはずです。
なので、これまで担当してきた業務内容(スキル・業務知識として習得してきたこと)、心がけてきたこと(任された業務に向かう自分なりの姿勢)、成果(数値で表せないことでも、上司・取引先・お客様・業者さんから認められたことや、提案・改善して受け入れられたことなど)をまずは1回、書き出してみてください。
今のままではムリそう…!?大丈夫、こうやって逆転しよう!
その内容を見て、いかがでしょう?
自分なりに自信を持って面接で語れそうでしょうか。
あるいは自分が人事だとして、一度会って話を聞いてみたいなと思えますか?
それなりに担当業務に習熟していて自信もあり、社内で異動しても身につけられない特定のスキルや異業種への強い関心がある人は、すでに前向きな志望動機がありますから、事前リサーチをしながら転職活動を始めちゃいましょう。善は急げ!
でももし、「この経験・スキルでは無理そうだし、自信もないなあ…」という場合は?
今の会社にいながら、足りないと思えるところを補うべく「自分目標」を立ててみてはいかがでしょう。
自覚している足りない部分を、ほんの少しずつでいいので改善することを意識して、明日から取り組んでみてくださいね。
あなた自身が決める内容ですし、転職という近い将来の目標もあるので「やらされ感」もなく、充実感をもって意欲的に仕事に臨めるようになるはずですよ。
それに、「イヤで仕方なかったけど、こういうふうに取り組み方・考えを切り替えることで自分なりに乗り切ることができた」という経験は、誰も気づかないかもしれないし小さなことかもしれませんが、やがてかけがえのない自信につながります。
素敵な次のステージに向けて、今日から「逃げ」を「攻め」に変えちゃいましょう!
書いたのはこの人
- ざっくり言うと人材紹介・若年層向け就職活動支援・外資系メーカーのマーケを経験。占い師としても活動。既婚、子供なし。好きなもの:スイーツ、猫、カラオケ、恋愛相談に乗ること。
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