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国際
【マレーシア機撃墜】機影消えたのは東部上空1万メートル 欧州管制当局「制限外だった」 各国に迂回要請
2014.7.18 10:19
【ベルリン=宮下日出男】ウクライナ東部でのマレーシア航空機の撃墜を受け、欧州の航空管制を調整する機関「ユーロコントロール」(本部・ブリュッセル)は17日、世界の航空各社に対し、現場周辺空域の飛行を避け、迂回(うかい)するよう求めたことを発表した。
ユーロコントロールは、ウクライナ当局からマレーシア機墜落後、同国東部の上空を完全な飛行禁止区域に設定したとの連絡を受けたという。その後は、この空域を通過する飛行ルートを認めていないとした。
墜落した航空機の反応が管制レーダーから消えたのは「ウクライナ東部の上空1万メートルの地点だった」とも指摘。ウクライナ側がこれまで設定していた飛行禁止区域の最高高度より、マレーシア機が高い地点を飛行していたことを明らかにした。
高度1万メートルでの飛行は制限されていなかったといい、各国当局の判断が適切だったか問われそうだ。
ルフトハンザやエールフランスなど、欧州航空大手は17日、ウクライナ東部の飛行を当面、取りやめると発表した。
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