今週のお題「海か? 山か?」
かつてはワンダーフォーゲル同好会として、高尾山〜陣馬山や丹沢大山などの険しくない山を適当に歩くのが好きだった。独りで登るのも、複数人で喋りながら登るのも良い。体力増強やダイエットになるし、吊り橋効果やアピールチャンスもたぶん多い。山男には惚れるなよ。それらはともかくとしても、近年ではデジタルデトックスとしての効果が大きいと思う。
「デジタルデトックス」とは、「デトックス=解毒」の言葉が示すとおり、ネットやスマホといったデジタル環境の持つ負の側面から「少し離れる習慣」を取り入れようというものです。
解毒といっても、ネットやデジタル危機をすべて捨てて、世俗離れした仙人のような生活をすすめるものではありません。ネットによって生まれる「ムダな時間」や「面倒な人間関係」を整理し、デジタルライフを快適に過ごすための、いわば「情報のお片付け」のようなものと考えてください。
デジタルデトックスのすすめ 「つながり疲れ」を感じたら読む本
- 作者: 米田智彦
- 出版社/メーカー: PHP研究所
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デジタルデトックスをしたいと思っても、会社や自宅で即座にするのは結構難しい。スマートフォンもコンピュータもひたすら通知・通知・通知だし、『iPhoneでねんがんのリアルタイムアクセス解析ができるアプリ『Realtime』 - 太陽がまぶしかったから』でリアルタイムアクセス数を眺める習慣が出来てしまった。Google Analyticsの公式iPhoneアプリが出たのでさらに捗る。
そんな感じなので、スマートフォンから物理的に離れる時間を意識的に作って、「常に見なくても大丈夫」という状態に慣れる事が必要なのだろう。ブログやSNSは所詮「おやつ」なのに、そればかりを食べていても仕方がない。
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最近は山の中でも携帯の電波も結構繋がってしまうのだけど、歩きスマホをしながら登ってたら普通に死ぬ可能性があるし、身体が悲鳴をあげはじめたら通知も気にならない。ましてや目の前に雄大な自然があるというのに小さな画面を見続ける必要性はない。
でも、デジタルデトックスに特化するなら海の方が良い気もしてきた。iPhoneは水滴に弱いからずっと鞄の中に入れているし、塩気があるから防水仕様のスマートフォンでも辛いだろう。ましてや目の前に水着の女性がいるというのに小さな画面を見続ける必要性はない。
そもそも最近は忙しいし、飽きたので頻繁にSNSやネトヲチに使うという事がないのだけど、それでも10年前に比べたら明らかにスマートフォンを眺めている時間は多くなったし、インスタントに色々と満たせる側面もある。そんな中でも敢えてデジタル機器から「少し離れる習慣」を作るのは「リアルを大切にする」という事であり、それは「大切にしたいリアル」と相補完関係にもあるのだと思う。最高の夏にしようや。
お言葉
おもしろいのは、団地っていろいろ「実験」されているので「考え方」の変遷が建物のカタチで、わかったりするんですよ。 ー千葉敬介さんー元記事 http://t.co/ApBkMvmWUQ [ほぼ日手帳・日々の言葉・2014/7/17] #techo2014
— ほぼ日刊イトイ新聞 (@1101complus) 2014, 7月 17
デジタルデトックスも「実験」として変遷の歴史の中に組み込まれるだけなのかもしれないけれど、あちらの世界に取り込まれてしまった人々はロールモデルになりえないなーとは感じる。
読了本
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