ソニーは10月7〜11日に開かれる国内最大の家電・IT(情報技術)展示会「CEATEC JAPAN(シーテック ジャパン) 2014」の出展を見送る方針を固めた。業績悪化を受け、全社的なコスト削減を進めているため。海外の大型展示会と比べ、シーテックの存在感が低下していることも背景にある。
シーテックの実施協議会が17日に開催概要を発表したが、ソニーは出展を申し込まなかった。
ソニーは人員削減などの構造改革を進めている最中で、出展費用や人件費は負担。一方で、海外の家電見本市は、9月にドイツで開かれる「IFA」、1月に米国で開かれる「CES」に出展しており、世界的な注目度も高い。
こうしたことを考慮し、国内向けが中心のシーテックへの出展を見送る。
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