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林業大学校を来春開設 技術訓練、経営学ぶ 秋田

河北新報 7月18日(金)6時10分配信

 秋田県は2015年春、秋田林業大学校を秋田市河辺の県林業研修センターに開設する。高性能林業機械の操作技術や関連資格の取得講座に加え、伐採計画の立案から販路開拓まで林業経営全般を学ぶ。
 募集要項によると、2年制で定員は1学年15人。年間の研修は1200時間。県の普及指導員や研究員のほか、関係団体や企業で活躍する林業関係者も講師を務める。受講料は年11万8800円。林業分野への就職を促す国の制度を利用し、条件を満たせば年150万円が給付される。
 県内では昭和40年代に大規模なスギ造林が進められ、伐採期を迎えているが、林業従事者が高齢化し人材不足に悩む。日本有数の森林県として、本格的な研修制度を設けて人材を育成する。未経験者向けの研修制度は北海道・東北で初という。
 理念は、秋田藩家老が残した「国の宝は山なり、山の衰えは国の衰えなり」。学校教育法に定める機関ではなく、大学への編入はできない。
 応募資格は高卒程度で、県内の森林組合や林業会社に就職を希望するおおむね30歳以下の人。県外在住でも出願可。県内の高校卒業者や居住経験がある人は推薦枠に出願できる。出願は推薦が10月1〜20日、一般は前期が10月21日〜11月21日、後期が1月19日〜2月6日。
 連絡先は県林業研究研修センター018(882)4511。

最終更新:7月18日(金)6時10分

河北新報

 

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